介護士はスキルを磨くことにより、より大きなやりがいを持って続けられる仕事です。専門的な知識を磨き、その道のエキスパートを目指せば、よりたくさんの高齢者の支えになってあげることができます。介護職はどのような人が向き、そして介護現場で求められるスキルとは何なのでしょうか。

介護士に必要なスキルにはコミュニケーションスキルがあります。介護士は対人援助職なので、コミュニケーション能力が必要です。相手の気持ちに寄り添い、心に悩みを抱えた人たちと信頼関係を築くことにより、高齢者は安心して介護サービスを利用することができます。

人見知りで自分には介護士は向いていないかもと思う人もいるかもしれませんが、必ずしもおしゃべり上手である必要はありません。言葉を使わずに、表情や視線、声のトーン、ジェスチャーなどを使って意思伝達をする非言語的コミュニケーションというものがあります。相手の共感し、利用者に気持ちよく話させるのも、大切なコミュニケーションスキルの1つとなります。

また介護士は看護師をはじめ他の職種の方とも連携を取りながら働く必要があります。特に看護師と連携が取れていないと時として高齢者の生死に関わる可能性があるため、普段から看護師と良好な関係を築き情報共有を行うことが大切です。看護師との関係に不安があるなら、良好な関係を築くために知っておきたいことをこちらでチェックしてみましょう。

また介護士に求められるスキルに、観察力や判断力があります。利用者の中には、認知機能の低下によって、自分自身の身体の状態を上手に伝えられない人もいます。初期対応の遅れにより、利用者の身体や精神に重大な悪影響を及ぼすこともあるでしょう。そのため、介護士は利用者の状態変化にいち早く気づく観察力が求められます。優れた観察力を持ち、異常が起きた時に適切な対応をする柔軟な判断力や行動力がある人は、介護の世界で活躍できるでしょう。